【内分泌系総論】 視床下部 - 下垂体系におけるホルモン分泌調節機構
視床下部は間脳の一部で、自律神経系の中枢としてさまざまな生命活動の調節に中心的な役割を果たすほか、視床下部ホルモン、下垂体後葉ホルモンを産生しています。視床下部ホルモンは下垂体前葉ホルモンの分泌を促進または抑制する作用があります。下垂体後葉には視床下部神経細胞の一部軸索が投射されており、分泌される下垂体後葉ホルモンはオキシトシンと抗利尿ホルモン(バソプレシン)の2種類です1)。
下垂体前葉には5種類のホルモン産生細胞(GH細胞、PRL細胞、TSH細胞、ACTH細胞、LH・FSH細胞)が存在し、視床下部ホルモンの刺激を受け、各細胞より下垂体前葉ホルモンの分泌が促進または抑制されます2)。
キーワード:内分泌障害,ホルモン,視床下部,下垂体
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