【下垂体機能低下症・下垂体炎】 治療
治療に際しては「免疫チェックポイント阻害薬による内分泌障害の診療ガイドライン1)」を参照してください。
薬理量のグルココルチコイド投与は免疫チェックポイント阻害薬関連下垂体機能低下症の予後改善効果に対するエビデンスがないため推奨されません。ただし、下垂体の腫大が著明で圧迫症状(視力や視野の障害、頭痛)を早期に改善する必要がある場合は、薬理量のグルココルチコイド投与を検討します。投与量については自己免疫性視床下部下垂体炎の診断と治療の手引き3)を参照して決定します(プレドニゾロン換算で1 mg/kg 体重/日を投与し、症状の改善が認められれば、グルココルチコイドを漸減する)。
キーワード:内分泌障害,下垂体機能低下症,下垂体炎,治療,ホルモン補充療法
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