【間質性肺疾患】 治療

・間質性肺疾患が疑われた場合は速やかにオプジーボ・ヤーボイの投与を延期または中止してください*。
・Grade 1の間質性肺疾患であっても慎重に観察し、回復しなければステロイドの投与を考慮してください1)。
・下記図のアルゴリズムを参考にして、適切な処置を行ってください。
なお、本邦では、薬剤性の肺障害に対して高用量プレドニゾロン投与あるいはメチルプレドニゾロンによるパルス療法が広く実施されています。重症例に対してはステロイドによる治療に加え、免疫抑制剤(インフリキシマブ※1、シクロホスファミド※2、ミコフェノール酸モフェチル※3)や免疫グロブリン※4の投与を考慮してください2,3)。また、ステロイド投与が長期化する場合には、ニューモシスチス肺炎の発症抑制のためスルファメトキサゾール・トリメトプリムの投与を検討してください。
*:ヤーボイではGrade 1の場合に投与延期を検討し、Grade 2では投与を延期、Grade 3以上では投与を中止する。オプジーボではGradeを問わず投与を中止する。
キーワード:間質性肺疾患,ILD,対処法アルゴリズム,Q&A
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