【劇症肝炎・肝不全・肝機能障害・肝炎・硬化性胆管炎】 関連する検査と特徴的な所見
早期発見のポイント
・患者・家族には、倦怠感、黄疸、嘔気・嘔吐、食欲不振、そう痒感などの症状が発現したら、必ず主治医に連絡するよう指導してください。
・投与前は、毎回、肝機能検査のチェック等、観察を十分に行ってください。
検査の流れ
オプジーボ、ヤーボイによる肝・胆道系の障害は、まず肝機能検査値異常として現れますので、投与開始前には毎回、一次検査として2週間または3週間毎にAST、ALT、総ビリルビンなど肝機能検査値のモニタリングを行うとよいでしょう。肝機能検査値の異常、または肝炎に関連する症状が認められた場合には、ウイルス性肝炎、肝転移の進行、その他の薬剤による薬物性肝障害などの可能性を除外するために二次検査を行います。二次検査では、肝機能検査の他に、炎症指標の測定、自己抗体検査、腹部CT検査、肝生検などを行います1)。
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- オプジーボ 適正使用ガイド