【皮膚障害】 臨床からの実例 (症例①〜②)

Case Reportのご紹介
オプジーボ、ヤーボイ投与による皮膚障害は、最も多くみられるirAEの1つです。症例の集積が進み、多くの場合はGrade 1~2の軽症であると報告されていますが1,2)、一方で、重篤な皮膚障害の発現もみられており、適切な対処が必要です。
「臨床からの実例」では、早期診断、適切な治療介入の参考にしていただけるよう、これまでに報告された症例の一部をCase Reportとしてまとめました。これらの知見を日常臨床の場でご活用いただけたら幸いです。
なお、皮膚障害の対処法に関するアルゴリズムについては「治療」をご参照ください。
Case Report の見かた
・「治療経過」では、実際の皮膚所見、病理所見をご紹介するとともに、発現した副作用の特徴や特筆すべき点を太字にし、治療経過をわかりやすくまとめました。
・「専門医からのコメント」では、治療経過や画像所見から読み取った症例の解説や対処法について、監修者よりコメントをいただきました。
ここで紹介する症例は、今まで報告された症例の中から抜粋した症例ですが、検査や治療については個々の症例で異なりますので、患者状態を考慮し、症例ごとでご判断ください。
キーワード:皮膚障害,症例,皮疹,スティーブンス・ジョンソン症候群,SJS
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- オプジーボ 適正使用ガイド